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「3C」分析ってどんな分析ですか?

3C分析とは、顧客や市場環境 (Customers) と、自分の会社 (Company) と競合会社 (Competitors) という3つの「C」から始まる要因について現状を書き出してみる分析方法です。できるだけファクトフルで、空想や思い込みを交えずに書き出すことが重要です。また何度か見直しながら、業界の外側からやって来る競合の存在や市場の変化点などを広い視野でとらえる必要があります。

顧客・市場環境

その市場の今の規模、成長率と将来の最大規模が分かれば書きます。あるいは顧客の具体的なニーズが見えていれば書きます。

一人でも確実な顧客がいれば具体的に書き出すことができます。3C分析は、思い込みや希望的観測は避けて、ファクトフルかつ冷静に書き出してみることが必要です。

自社環境

市場が明白であるか既存市場の場合は、まずその中での自社のシェアや立ち位置を書いてみます。

これから市場を創造するというスタートアップの場合は、そのために自社のフィットネスがあるのか、他の会社がやるよりもアドバンテージがあるという具体的な事項を書き出します。

競合環境

「競合」という言葉を使う以上は、すでに競争が存在する市場ということになります。全く新規の市場の場合は、異業種も含めた参入者も想定しながらどんな競争になる見込みかを書きます。

この項目では、既存市場ならばその数字やファクトを書き出すべきで、新規市場の場合には競争の構造まで考えた方が良いです。例えば、石炭発電 vs. 風力発電なら、SDGsへの対応が競争のゆくえを少なからず左右するはずです。