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Episode 3 Rimiさん高野山に行く。そして唯物論と二元論

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Episode 3 Rimiさん高野山に行く。そして唯物論と二元論 Fumio Nagasaka and Rimi Hashizume

あらすじ

  • Yogaをお伝えしているHashizume Rimi先生と、人工生命を研究しているNagasaka Fumioが「ロボットに心が生まれるのか?」という問題に向かって、Yogaと人工知能の関係をひもときながら、謎の迷宮を探検します。

  • 第4回目は2020年の初回です。従来より長い50分。心の成り立ちの核心に迫る「唯物論」と「二元論」を対比します。

  • 改めて並べてみると、東洋的なヨガの二元論は、西洋思想の二元論とまた異なる点があります。霊的な知恵というか、宇宙の摂理のような「あまねく存在するもの」からの写し身としての個を捉える東洋的な視点。

  • さらに、ヴィトゲンシュタインや永井均の唱える「意識」への懐疑的な視点。しかし、人はなぜそのようなことを考えるのでしょう。

  • 続きはポッドキャストでお聞きください。または、上の音声データをダウンロードして直接聞くこともできます。

著作権の表記

使用した音楽素材の著作権

BGM:hitoshi by Senses Circuit, https://www.senses-circuit.com から以下の4曲を使用しています

  • オープニング曲: HAPPY LUNCH!(ジャズ・ボサノヴァ) by ambience

  • エンディング曲:おひさま-ピアノ・優しい・希望 by ambience

暗いところから抜け出て聖ななる存在を拝む

下記にリンクを示したWikipediaはスペイン語ですが、日本語の方は、Google翻訳で見てください。黒いマリア様の項目をみると、9世紀に羊飼いの子供たちが暗い洞窟の先に見つけ出したのが、今のマリア像なのですね。しかし、重く動かせないことから、修道僧たちが今の場所に修道院を建設することを決意します。もう何年も前に訪れたのですが、厳かな雰囲気に身体が引き締まったのをまだハッキリと思い出します。

  • https://es.wikipedia.org/wiki/Monasterio_de_Montserrat#La_Virgen_de_Montserrat

長野県・善光寺の「お戒檀めぐり」は、あの世を体験するものだといいます。やはり暗い中を通りぬけて、光のある場所にたどり着く体験です。

永井均 ,「なぜ意識は実在しないのか」岩波書店

私は、初版の2007年販を拠り所にしました。現在は、この本の改訂版が文庫本で出ています。本書を読むと、永井は、ヴィトゲンシュタインに影響を受けていますが、究極的にはヴィトゲンシュタインの考えには否定的だと述べています(110ページ)。

この本全体としては、比較的平明な言葉使いであり、分かり易い文章なのに、言っていることを咀嚼してみようとすると、やはり難しいのです。自分の言葉や考えとして他の方に説明できるようになるため、さらに勉強する必要を感じます。意識研究は、難しいですね。