スピンオフ7回目 唯物論の人から見た宗教の発生
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BGM:hitoshi by Senses Circuit, https://www.senses-circuit.com から以下の曲を使用しています
ジングル:ジングル:EDM風 ジングル・アイキャッチ by ambience
本編
「神の言葉を聞いた」とか「神を見た」という証言をする人は大昔から現代まで散見されます。古代のシャーマン卑弥呼も、神の言葉を人々に伝えて、邪馬台国を統治したとされます。1424年にジャンヌ・ダルクも神の言葉を聞いて、フランスを救おうと考えるようになったと伝わります。
そうした人たちが、何かの「心または頭の病にかかっていたから」幻覚を見たという説明は、なんとなく理解できます。果たしてそれが全てなのかどうか。また、彼らに幻覚をもたらしたものは、病気なのかどうか。例えば、統合失調症と呼ばれる病気は、「心の病」でしょうか「脳の病」でしょうか。
このような視点を提起した、星川啓慈・松田真理子 (2010) 「統合失調症と宗教 〜医療心理学とヴィトゲンシュタイン」創元社、2010年1月10日発行、に基づいて話をさせていただきます。